カナリアワールドカップ 準々決勝 vs FCトニービン 試合結果
2018/05/13 @西遊馬運動公園
Fuerte Tokyo |
0-1 前半 0-0 |
FCトニービン |
伊賀→小林(HT) 山口→平田(HT) |
交代 |
Fuerte Tokyo
スターティングメンバー
GK:高山 |
サブ
平田、小林 |
【戦評】
グループリーグを2位で通過し、迎えた準々決勝。
立ち上がりは勢いのある相手にやや押し込まれるも、Fuerteも負けじと盛り返す。
実力が拮抗した一進一退の攻防が続く展開となった。
前半の半ば過ぎから徐々に流れを引き寄せると、安定したボール支配と素早い切り替えによって相手を押し込むが時間が長くなる。
狙った通りのゲーム展開に持ち込むことに成功したかにみえたが、要所をきっちり抑えられほとんどシュートまで持ち込むことができない。
逆にこちらのミスを突かれ、カウンターからピンチを招くシーンも。
結局前半はボールを持たされたという印象が強くなってしまった。
ハーフタイムに二人の選手を交代し、局面の打開を試みる。しかし、チーム全体として運動量が落ち、むしろ劣勢に立たされる。
各所でアプローチが甘くなり相手に自由を与えてしまうと、相手は前線のフィジカルを活かすべくシンプルに長いボールを蹴り込まんでくる。
Fuerteは高い位置でボールを奪うことができない、セカンドボールを拾われ守備に追われる時間が増える、結果的に攻撃も難しくなり、チャンスを作ることができない、
という機能不全に陥ってしまった。
なんとか後半を無失点で終えたかったが、相手のロングボールから不用意な形で裏を取られあっけなく失点。
1月21日以来の失点は、チームに重たくのしかかる。
なんとか反撃をしようとするも、相手をのゴールは遠くそのまま0-1で敗戦。
優勝目指して臨んだ本大会では、残念ながら準々決勝敗退となってしまった。
この試合ではFuerteが抱える問題点がいくつも浮き彫りとなった。
チームとしての崩しの形、「個」の守備・球際の弱さ、劣勢を跳ね返すメンタリティー…
挙げ出すときりがないが、こうした課題と正面から向き合い、改善できるチャンスが生まれたことが今日の収穫だろう。
「成長」こそがFuerteのアイデンティティ。今日の敗戦を必ず次につなげます。