カナリアリーグ秋季リーグ1部 第2節 vs ドゥメンズ 試合結果

2018/09/23 @秋ヶ瀬公園

Fuerte Tokyo

 

3-3

前半 0-2
後半 3-1

ドゥメンズ
田中×2、小林裕 得点
伊藤→岩本(HT)
毛利→アブデルガファ(HT)
交代

 

Fuerte Tokyo

スターティングメンバー

GK:鎌田
DF:上野、北山(C)、藤森、伊藤
MF:関、前田、毛利、大澤
FW:小林裕、田中

 サブ

岩本、アブデルガファ

 

【戦評】

開幕戦を引き分け、今節は勝利が欲しいFuerte。
前線には田中が復帰し、新加入の大澤、前田らも絡めた充実の攻撃陣をそろえて試合に臨んだ。

立ち上がりは、素早いプレスと大澤、毛利の両サイドを中心とした仕掛けで相手の先手を取る。
しかし、相手FWの巧みなポストプレーと正確なロングボールを前に徐々に主導権を失う。
主導権を奪われた中での戦いでは、個々の守備能力の低さを露呈しゴール前に迫られるシーンが増え始める。

前半も半ばに差し掛かったころ、左サイドで北山がボールを奪いきれずにクロスを上げられると、これを上野がクリアミス。
そのボールを落ちついて沈められ、先制点を奪われる。

リードを許しなんとか主導権を奪い返したいFuerteであったが、その後も劣勢が続く。
すると速いグラウンダーのクロスを藤森の前で巧みに合わせられ、追加点をねじ込まれる。

関のパスに田中が抜け出し1対1となるなど、得点チャンスは多少はあったものの、総じて劣勢でハーフタイムを迎える。
また、攻撃の要である毛利が負傷により交代を余儀なくされた。

迎えた後半。
前半に比して幾分か押し戻すことには成功したが、依然として苦しい展開となる。

追いつくためには早めに1点が欲しいところではあったが、相手も全く譲らずなかなかシュートチャンスを作り出すことができない。
不可解な判定も重なりフラストレーションが溜まる中、Fuerteは更なる苦境に立たされることとなる。

タイミングよく抜け出した相手FWのシュートを一度はGK鎌田がはじくものの、そのこぼれ球を詰められ失点。
後半も残り約半分というところで3点差という事態に陥る。

客観的にみればこの試合の勝敗はほぼ決したが、しかしFuerteはここから怒涛の反撃をみせる。

前線に入った田中、小林、アブデルガファ、岩本の4名が積極的にボールホルダーにプレスをかければ、
ボランチの関がフィールド全域をカバーする運動量で広大なスペースを埋め、
1列上がった北山がフィルター役として相手の攻撃をシャットアウト。

ボールを奪うと、北山、関がリンクマンとして機能し、さらに後半からサイドバックにまわった大澤の突破を中心に繰り返し高い位置までボール運ぶことに成功する。
逆サイドのアブデルガファや2トップも積極的な動き出しをみせ、ここへきてようやく試合の主導権を完全に握った形となる。

反撃体制のまま相手陣内に攻め込むと、大澤からのサイドチェンジを受けたアブデルガファから抜け出した田中へスルーパス。1対1を冷静に制し、点差を2点に縮める。

勢いづいたFuerteはより一層攻勢を強める。
左サイドの連携で相手を崩し、関が抜け出すもトラップが流れゴールならず。
PA内で敵をかわした田中のシュートは惜しくも枠外へと外れる。

追加点こそ奪えないが確実にゴールは近い。
残り時間が減っていく中、追加点が欲しいFuerteと守りきりたいドゥメンズという構図が際立ってくる。

残り時間も5分をきったというところ、相手のサイドの選手のトラップが大きくなったところを見逃さず北山がボールを奪取すると、そのままショートカウンター。
田中の動きにつられて小林がフリーになると、パスを受けてしっかりと沈める。これで1点差!

試合終了の笛が刻々と迫り、相手のベンチからもノータイムの声がかかる。
しかし、攻める姿勢を貫き続け、最後の最後でビッグチャンスを手にする。
相手DFラインの裏へ抜け出した岩本がPA内で切り返すと、相手はたまらず足をかけPKの判定。
ようやく吹いてもらえたPKの笛。

このPKをコースが甘いながらも田中が決め土壇場で同点。
残り時間はほとんどなくこのまま試合終了。

3点を追う苦しい展開のなか、何とか勝ち点1をもぎ取った。